弊社社員が日々の出来事をブログで綴ります。
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ブランドとネーミング

社員ブログ

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先週、大好きなラーメン屋さん「一蘭」の社長、
吉冨学氏の講演を聞く機会があった。

一蘭と言えば、博多とんこつラーメン。
博多とんこつラーメンと言えば一蘭
味集中カウンターシステムとチャルメラ、赤みそで有名。
今や全国にそのお店があるが、博多、天神で食べるのは格別。

そんな「一蘭」吉冨社長の講演を興味深く拝聴した。

その中で氏はブランド確立の重要性を説く。

ブランドづくりのうちで重要なのは名付け、
すなわち「ネーミング」だと。

その例に取り上げられた話が実に興味深かったので、
みんなでシェア。

それは、暴走族対策に頭を痛めた警察、マスコミが、
「暴走族」のことをこれからは「珍走団(ちんそうだん)」
と呼ぶことにした、というもので、元々はダウンタウンの
松本人志氏が名付け親らしい。

暴走族と呼ばれる奴らのやってることは正にそのとおり。
「珍」な格好して「珍」な乗り物を「珍」な乗り方で「珍」に走っている。

新ネーミングブランド構築作戦。

「暴走族」と呼べば何か少し「かっこいい」「憧れ」
みたいなものがあるが、「珍走団」だとかっこ悪くて誰もこれに
参加したいと思わないだろう、その結果、世の中から
消えて無くなるだろう、という「ブランド」創りの逆転発想。

小学校教育から、警察、マスコミまで徹底してのこの名前で
呼ぶといういう動きを徐々に広げていく。

女性の暴走族のことを「レディース」と呼んでいるが、
これまた「女珍(にょちん)」と言うらしい。

実にユニーク。

確かに 「俺、珍走団入ってんねん」、「あたしは女珍やで」
「うっそぉー、かっこわるぅー」
恥ずかしく、かっこ悪くてやってられない。

なるほど、ネーミングは重要だ。

自社商品の名前に、そんな損をしているものは無いかと心配になった。

帆前昌也

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