弊社社員が日々の出来事をブログで綴ります。
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戦後70年の平和

社員ブログ

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先日、大阪大空襲体験の語り部、久保三也子さんの講演を聞く機会があった。

1944年12月から空襲が始まり、大阪空襲は延べ50回に及んだ。
特に1945年3月13日から8月14日の間に8回、2,136機ものB29が来襲し、11,092トンの
焼夷弾、3,330トンの爆弾が投下された。
空襲で400機以上のB29が大阪の空を覆う光景は誰が想像出来るだろうか。

342,214戸、1,211,450人の方が被災され、12,983名の命が奪われ、1,925名が行方不明、
負傷者は30,581名、大阪の街は焼け野原、今のJR大阪駅から焼け残った高島屋が見えていたとのこと。

京橋駅では昼間、列車到着時に爆撃を受け、悲惨な光景が目に焼き付いていると聞いた。
全遺体は収容されず、未だに多くが土中に眠っているらしい。
そこには鎮魂の碑があるそうだ。知らなかった。

焼夷弾で焼け出された人々が河川敷に避難すれども機銃掃射で撃ち殺されるのを見たこと。

学徒動員で軍需工場勤務の彼女は、空襲後の大阪を見渡しても誰もおらず
一人残され、心が凍ったと言う。

当時の日本人の平均寿命は男性23.9歳、女性37.5歳。
この若さで人生を終わらせる無念は想像もできない。

実際に体験された方が平和の尊さを語るを聞くは本当に心に染みる。

戦後70年、大阪の街がこれほど繁栄している、この有り難さ。
ここ大阪で商売をさせていただいていることに心の底から感謝せずにはおられない。

感謝 合掌

帆前昌也

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