今回は加工場をご案内します。
まず、メンバーです。工場長を頭に男性1名、女性10名の総勢12名で
月間に約1.5ｔのハムを加工しています。毎日平均で700ｋｇの加工量です。
設備、機戒は縦型スライサー2機、斜めスライサー2機、ワンオール1台、ウインナーカット1台
真空機1台です。事務方に2名、出荷検品に2名のシフトですので実質加工ルーム内は
最大8名となります。ローテーションで作業担当は交代していきますが、
メンバーの技術には素晴らしいものがあります。
最大の特徴の「オーダー加工」は、ハム1枚当たり「何ｇで何枚」にお応えするわけですが、
1本の原木を切り終えるのにはスライサーの調整が何回も必要なのです。
縦置きのスライサーは刃にかかる圧力がハムの自重により最初から最後まで
一定では無いので、1枚当たりの重量が徐々に軽くなるのです。
この数ｇの差を眼で見てわかるのがすごい。
キザミハムの計量にしても、1回の掴みで60ｇをぴったりと入れる方もいます。
真空機操作では誰もかなわない正確さとスピードの方、
オーダーのラベルを見て瞬時に重量、体積を計算し、使用包材を決めラベルの貼り付けをする方、
その間にも機戒や設備の清掃、殺菌も繰り返し行います。
これぞ正に「プロの仕事」です。
こんな機能をより世の中のお役に立てるよう、日々磨きをかけていっております。
ブログをご覧になっている皆様、ぜひ大淀加工場の製品をお試しいただけますよう、また、
いつでも工場見学にお寄りいただけますよう、お待ちしております。
 
帆前昌也