目指すべき姿
日経営コンサルタントの小宮一慶さんの講演を聴講しました。
お話の中で彼は就職活動中の学生に対して、面接を受ける際に
面接担当者に対して次の3つの質問をして企業体質、社風を見るように
教えているのだと聞きました。
1.「貴社のお取引先で一番お取引額の多いお客さんはどちらさんすか?」
ここで、「○○㈱様ですよ。」と自社のお客様を「さん」・「様」付けで
呼んでいるかどうか、を確認すること。
ここで万が一「○○ですよ」と最重要顧客を呼び捨てにするような企業であるならば
お客様を大切にしていない「ダメ企業」だからそんな会社へ就職すれば大変です。
ただちに面接を終了して帰って来なさいと言っているそうです。
2.「貴社のビジョンは何ですか?」
自社のビジョン、理念がすぐに言えないような面接担当者が居るようでは
これも「良い企業」とは言えません。ここでも面接を中止して帰って来なさい、とのこと。
会社として何を目指しているのか、存在意義は何なのか、
これが明確で理解、賛同が出来ていなければ働きがいなどありません。
3.「面接担当者○○さんは毎日ルンルン気分で出社されていますか?」
これはやや厳しいかと思いますが、そこの社員が毎日嫌々出勤しているようでは
けっして「良い企業」ではない、とおっしゃっていました。
「サザエさん症候群」というのを御存じでしょうか?
日曜日の夕方に、「ああ、もう休日も終わりか」と鬱状態になる勤め人
が増えているそうです。
ところで私達は一体どうでしょう?
顧客満足と言いながら本当にお客様を大切に思っているでしょうか。
お客様を呼び捨てにする事なんかありませんよね。
皆が自社の理念、ビジョンを正しく理解していますよね。
またそれに共鳴していることでしょう。
やりがいを感じ、楽しく働いていますよね。
そんなより良い社風を創り上げ、良い仕事ができる組織を創り上げることが
自分自身の使命であることを強く感じた一日でした。
代表取締役 帆前昌也
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